寺院開山伝承 『清水寺縁起絵巻』・『今昔物語集』 安産祈願のルーツ

坂上田村麻呂と延鎮上人 〜命を奪う弓を捨て、命を救う観音へ〜

妻の安産祈願のために鹿を狩ろうとした最強の武将・坂上田村麻呂が、僧・延鎮から「命を願う者が命を奪ってどうする」と諭され大猛省。殺生を悔いて千手観音に深く帰依し、私財を投じて清水の舞台(本堂)を建立した感動の開山伝承。

清水寺建立縁起絵巻
1分でわかる四コマ

四コマで読む「清水寺」のはじまり

第1コマ【起】

愛妻のために!

出産を控えた妻のため、滋養強壮の鹿肉を獲ろうと音羽山で弓を引き絞る最強武将・坂上田村麻呂。「妻よ待っていろ!」

第2コマ【承】

待った!

草庵で修行中の延鎮上人がスッと立ちはだかる。「将軍、お待ちを。新しい命を願うお方が、なぜ罪なき生き物の命を奪うのですか?」

第3コマ【転】

痛恨の雷撃

ガーンと雷に打たれたような大ショック! 田村麻呂は弓矢を投げ捨て涙。「命を願う者が、命を殺めてどうする…! 俺はなんて浅はかだったんだ!」

第4コマ【結】

舞台が建った!

田村麻呂は私財を投じて壮大な舞台(本堂)を寄進建立! 奥さんも元気な男の子を無事安産し、清水寺は安産・観音霊場として大団円!

この伝承が息づく寺院

音羽山 清水寺(京都府京都市東山区)

田村麻呂が建立した清水の舞台や、延鎮上人が守った音羽の滝の清泉を今もその目で体感できます。

清水寺の5大疑問・作法を見る arrow_forward