因幡の白兎と大国主神

波打ち際で泣きじゃくる白兎に、真水での洗浄と蒲黄(がまのほ)の薬効を授けるオオクニヌシ。

timer 1分でわかるストーリー要約

隠岐の島から本土へ渡りたかった白兎は、海のワニ(サメ)を騙して「どちらの一族が多いか背比べをしよう」と並ばせ、その上をピョンピョン跳ねて渡りました。しかし渡り切る直前、調子に乗って「騙したんだよ」とバラしてしまい、怒ったワニに毛皮を丸剥ぎにされて激痛で大泣きします。

そこへ通りかかった意地悪な八十神(兄たち)は「海水に浸かって風に当たれば治る」と嘘を教え、傷口はさらに悪化。最後に大きな荷物を背負わされてやってきた末弟のオオクニヌシが「真水で塩を洗い流し、ガマの花粉の上に寝転びなさい」と正しい治療法を教え、ウサギの毛は見事に元通りになりました。感激した白兎は「意地悪な兄神たちは美女ヤガミヒメにフラれ、優しいあなたこそが選ばれます!」と予言し、見事的中したのです。

view_week 起承転結で読む!名場面4コマ絵巻

第1幕:起

【自業自得の大ピンチ】

サメを騙して並ばせ、海を渡った白兎。渡り終える寸前に「騙されたな!」と舌を出した瞬間、怒ったサメにガブリと皮を剥ぎ取られて丸裸に!

白兎:

「痛いピョ〜ン!ヒリヒリして死んじゃうピョン!もう嘘はつかないから許して〜!」

第2幕:承

【兄神たちのブラックな罠】

美女ヤガミヒメへ求婚に向かう八十神(兄たち)が通過。「塩水を浴びて高い丘の風に当たれば治るぞ」と大嘘を吹き込まれ、傷口が塩で裂けて地獄の苦しみに!

八十神:

「ケケケ!塩で消毒して風でパリッと乾かせばバッチリだぜ!(大嘘)」

第3幕:転

【優しきドクター神の降臨】

兄たちの重い荷物を全部持たされ、最後に歩いてきたオオクニヌシ。「河口の真水で潮を洗い、蒲(ガマ)の花粉にくるまりなさい」と医学的処置を優しく伝授!

オオクニヌシ:

「可哀想に。真水で清めて蒲黄を敷けば、じきに柔らかな元の毛が生え揃うよ。」

第4幕:結

【大逆転の縁結び予言】

傷がすっかり治りフワフワに戻った白兎は大歓喜。「意地悪な八十神は絶対にフラれます。美女ヤガミヒメはあなたを選びます!」と神託のような愛の予言を叫びます!

白兎:

「優しいあなた様こそが、この国の王になり、美しいお姫様と結ばれる運命です!」

temple_hindu 神話ゆかりの聖地

因幡の白兎伝説を肌で感じる神社

物語の舞台や、ウサギを救ったオオクニヌシを祀る名社を実際に訪れてみましょう。

島根県出雲市 総本宮

出雲大社

境内には因幡の白兎にちなむ愛らしいウサギの石像が60体以上点在!オオクニヌシと白兎の絆を感じられる聖地です。

主なご利益: 縁結び、福徳、厄除け
出雲大社の30秒解説を見る arrow_forward
鳥取県鳥取市 神話の舞台

白兎神社(はくとじんじゃ)

神話の白兎神を主祭神として祀る神社。鳥居の脇に置かれたウサギ像や、白兎が傷を洗った「御身洗池(みたらしのいけ)」が今も残る。

主なご利益: 縁結び、皮膚病平癒、動物医療