【自業自得の大ピンチ】
サメを騙して並ばせ、海を渡った白兎。渡り終える寸前に「騙されたな!」と舌を出した瞬間、怒ったサメにガブリと皮を剥ぎ取られて丸裸に!
「痛いピョ〜ン!ヒリヒリして死んじゃうピョン!もう嘘はつかないから許して〜!」
日本神話の中で最も親しまれている痛快&心温まる名場面。嘘をついて自業自得で皮を剥がれたウサギと、傷ついた者を医学的知恵で救った神様の物語。
波打ち際で泣きじゃくる白兎に、真水での洗浄と蒲黄(がまのほ)の薬効を授けるオオクニヌシ。
隠岐の島から本土へ渡りたかった白兎は、海のワニ(サメ)を騙して「どちらの一族が多いか背比べをしよう」と並ばせ、その上をピョンピョン跳ねて渡りました。しかし渡り切る直前、調子に乗って「騙したんだよ」とバラしてしまい、怒ったワニに毛皮を丸剥ぎにされて激痛で大泣きします。
そこへ通りかかった意地悪な八十神(兄たち)は「海水に浸かって風に当たれば治る」と嘘を教え、傷口はさらに悪化。最後に大きな荷物を背負わされてやってきた末弟のオオクニヌシが「真水で塩を洗い流し、ガマの花粉の上に寝転びなさい」と正しい治療法を教え、ウサギの毛は見事に元通りになりました。感激した白兎は「意地悪な兄神たちは美女ヤガミヒメにフラれ、優しいあなたこそが選ばれます!」と予言し、見事的中したのです。
サメを騙して並ばせ、海を渡った白兎。渡り終える寸前に「騙されたな!」と舌を出した瞬間、怒ったサメにガブリと皮を剥ぎ取られて丸裸に!
「痛いピョ〜ン!ヒリヒリして死んじゃうピョン!もう嘘はつかないから許して〜!」
美女ヤガミヒメへ求婚に向かう八十神(兄たち)が通過。「塩水を浴びて高い丘の風に当たれば治るぞ」と大嘘を吹き込まれ、傷口が塩で裂けて地獄の苦しみに!
「ケケケ!塩で消毒して風でパリッと乾かせばバッチリだぜ!(大嘘)」
兄たちの重い荷物を全部持たされ、最後に歩いてきたオオクニヌシ。「河口の真水で潮を洗い、蒲(ガマ)の花粉にくるまりなさい」と医学的処置を優しく伝授!
「可哀想に。真水で清めて蒲黄を敷けば、じきに柔らかな元の毛が生え揃うよ。」
傷がすっかり治りフワフワに戻った白兎は大歓喜。「意地悪な八十神は絶対にフラれます。美女ヤガミヒメはあなたを選びます!」と神託のような愛の予言を叫びます!
「優しいあなた様こそが、この国の王になり、美しいお姫様と結ばれる運命です!」
物語の舞台や、ウサギを救ったオオクニヌシを祀る名社を実際に訪れてみましょう。
境内には因幡の白兎にちなむ愛らしいウサギの石像が60体以上点在!オオクニヌシと白兎の絆を感じられる聖地です。
出雲大社の30秒解説を見る arrow_forward神話の白兎神を主祭神として祀る神社。鳥居の脇に置かれたウサギ像や、白兎が傷を洗った「御身洗池(みたらしのいけ)」が今も残る。